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トップページ > エンターテイメント > コラム【美術館と街めぐり】 > MASTERが行く東京再発見 世田谷区(1/2)

MASTERが行く東京再発見(1/2)

世田谷区

23区内有数の広さを誇り、豊かな自然に恵まれている世田谷区は、
住人の約8割が「今後も住み続けたい」と答える「理想的な住宅街」。
この地に32年住むMASTERの小林陽子さんに案内してもらった。

日本庭園には大きな池が。休日のメインアリーナでは 馬術競技が催されることもある

JRA馬事公苑
世田谷区上用賀2-1-1
03-3429-5101
入苑料/無料 
休苑日/年中無休 
開苑時間/9:00〜17:00
(11月〜3月は9:00〜16:00)
http://www.jra.go.jp/bajikouen/

メインアリーナで華麗なジャンプを披露する鹿毛馬、放牧場でゆったり草を食む栗毛馬、日本庭園の脇を軽快なギャロップで過ぎる芦毛馬……。世田谷区用賀にある「馬事公苑」は、まさに“馬の町”。18haを超える敷地内には、四季折々の風景が楽しめる武蔵野自然林やお花畑のほか、厩舎や装蹄所など数々の馬関連の施設が整い、人馬の馬術訓練や馬術競技会が行なわれている。

「ここは馬と触れ合うことができる珍しい場所。特に、ゴールデンウィークに開催される「ホースショー」は、面白いらしいですよ」と語るのは、馬事公苑のあるここ世田谷区に、32年間お住まいのMASTER・小林陽子さん。

続いて訪れたのは、小林さんが太極拳を習っている芦花公園近くの「世田谷文学館」。実は、世田谷は明治以降、林芙美子、坂口安吾、横溝正史など、多くの著名な文学者が居を構えた地。この文学館の常設展示室では、世田谷にゆかりのある約50名の文学者の作品、創作環境、交友などの資料を紹介。事前に申請すれば、生原稿や創作メモなどを直接閲覧することもできる。

「自宅の近くでも、ノーベル賞作家の大江健三郎さんをよくお見かけします」と小林さん。最近は専ら、大江作品の読破にチャレンジしているという。

次に向かったのは、小林さんが結婚と同時に、移り住んだ成城地区。成城学園や東宝撮影所とともに発展したこの地域は、都内有数の高級住宅街として有名だ。

「成城というと“お金持ち”という印象を抱かれる方が多いみたいですが、派手な生活を送っているのは、後から住まれた一部の方だけ。昔からこの辺りに住んでいる方は、見栄っ張りな反面、質素で堅実な生活を送っているんですよ」

まずは、文化勲章を受賞した建築家・吉田五十八氏の設計により、1967年に竣工した旧猪股猛邸「猪股庭園」へ。園内では、水路を配した回遊式風の広い日本庭園のほか、武家屋敷風の趣がある“新興数寄屋”造りの建物が見学可能。地域のボランティアによる解説活動も行なわれており、小林さんのご友人も参加されているとか。

「成城に限らず、世田谷区は緑がとても多い地域。都心からちょっぴり離れているから、移動に時間はかかりますが、区外から帰ってくるとホッとしますね」

お気に入りのお店は、駅の近くに佇む「川上精肉店」。創業は昭和4年。左右、そ して正面のショウケースには、新鮮な肉のほか、ブリ大根やけんちん汁、キッシュ、ミネストローネといった、和洋の手づくり惣菜もたくさん並ぶ。

「挽肉は1回1回挽いてくれるし、お肉はラップで包んでくれるから、とても新鮮で清潔。手づくりのお惣菜も、料理屋で修行されただけあって、和食も洋食も本当に美味しいんですよ」

最後は、洋菓子研究家・加藤千恵さんの菓子店「フレッシュクリーム成城店」へ。 「きちんと手づくりしていてフレッシュなのに、値段がリーズナブル。ラッピングもかわいいから、お土産にも好評です」と小林さん。白一色で統一された明るい店内には、イートインスペースも併設。店内販売のお菓子やキッシュはもちろん、イートインのみのスイーツや、ウィーンの紅茶などが味わえる。「子どもが大きくなってからは、ケーキを焼いても、結局、全部自分で食べることになってしまうので、最近はここで食べるようにしています(笑)」

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